【書評】「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」

書評

根本裕幸さんの本を書評です。

自分に自信が持てない方へ。もしくは自信とまではいかないが、なんとなくで仕事や日常を無意識に過ごしている方、自分を軸としてご自身で意思決定をしていますか?もしかして誰かに流されたまま日常を過ごしていませんか?そんな方必見の本となっております。

特にこんな方にオススメしたいです

▶自分の意見が言い出すことができない

▶他人の評価が気になり、自分主体の行動ができない

▶他人の顔色を伺ったばかりの生活をしている

それでは書評をはじめていきましょう。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」概要

著者:根本裕幸

出版社:あさ出版

出版年月日:2017年9月29日

ページ数:214ページ

心理カウンセラーの根本裕幸さんが実際のカウンセリングでの経験を交えて、メンタルが弱っている方へ優しく解説されております。2017年現在、延べ15000本以上のカウンセリングと年間100本以上のセミナーを行っているとのことです。

オフィシャルブログも更新されており、日々のメンタルへの解説がされいたり、メルマガ動画で読者の悩み解説も実施されていますので、是非ご覧ください。

心理カウンセラー根本裕幸オフィシャルブログ
3ヶ月先まで予約の取れない心理カウンセラー根本裕幸(ねもとひろゆき)が結婚、恋愛、ビジネス、家族の問題を心理学で解決。

自己肯定感を上げる

仕事や学校では失敗続き。「なぜ自分はこんなことができないのか」

自問自答する日々が続くと、人はいつか壊れてしまいます。壊れてしまうと修復はかなりの時間を要するのです。

この著書では先にも記載をしましたが以下に当てはまる方を対象としています。

・他人の顔色を伺ってばかりの方

・他人の評価が気になってしまう

・相手を気にしすぎて言いたい発言ができない

・嫌われないために頼まれたら断れない

・人と会うと疲れる

・意見を求められると頭が真っ白になってしまう

こちらの著書ではこのような方々を「敏感すぎる人」と呼んでいます。

そして「自己肯定感」を上げれば、問題の解決ができるというのです。しかも7日間を具体的なプロセス込みで改善方法が示されております。

本を読むことで筆者が読み手に問いかけてくれる感覚になり、読み手はその質問に答えていく。この工程はかなりしっかりされています。敏感すぎる自分がここにいる。ただそう感じて読んでみればいいのです。

例えば会議で意見を求められた際、頭が真っ白になることはあったりしませんか。敏感すぎる人は、自己肯定感が無いため、他人を主軸として顔色を伺ってしまいます。完璧な発言を考えようとしますが、結果、頭が混乱し真っ白な状態となってしまいます。

これが一人で抱え込んでしまい、結果失敗をして、自分を責めてしまいます。自己肯定感が無いとこういったことが日常茶飯事なのです。

投影の法則

そこで必要なことは敏感すぎる自分になったきっかけを一つ一つ思い出すことです。思春期や就活、子供時代の家族関係等を掘り起こして、この思い出と向き合うことで課題をクリアしていく訳です。

こちらは大変辛い思いをしてきた方には作業なのではないでしょうか。しかし筆者が優しく導いてくれる文章となっているため、とても読みやすく、ゆっくりと思い出すことができます。

そこで思い出していただきたいのが、自分の周りにいる魅力的な方々。それは全て自分自身の魅力ということです。

これは「投影の法則」といい、心理学では一般的に使用されているとのことで、「すべては自分を映し出している」というものです。

これは相手が、自分を映してくれる鏡のような存在であり、相手の魅力は自分自身の魅力であるのです。魅力がない自分と思っていても、相手にはそんなものは見えていません。自分を認めてあげることがとても重要なことなのです。

敏感すぎる自分からの脱却

敏感に生きてきた自分にとって、自己肯定感を上げることは並大抵のことではないでしょう。

しかし自己肯定感をあげるということは、今の自分自身を認め受け入れることをさします。自分自身に欠点など存在はしておらず、否定なんてもっての他です。

〇「これが私だから」「これも私だから」と唱えてみる

何か思いつめるようなことがあったときは、これを自分の中で言い聞かせると良いです。何十回と失敗を重ねても、それも自分自身と受け入れます。そして失敗をしても必ず成功している部分はあるのです。

それはどんな些細なことでも、できているのが当たり前なんていう物差しに頼らずに、自分を褒めてあげましょう。それを受け入れきれない自分が存在している場合でも、それも自分なんだなと認めてあげることが良いでしょう。

〇事実は変えられないが、真実は変えられる

事実とは過去に起きた事実のことであり、これはタイムマシーンでも発明されない限りは絶対に変えられないことです。しかしこれから未来に起こる真実については、変えることができます。

つまりは自分が今から変わる決心をすれば、未来は何千通りと変えられる余地があるのです。自分に自信を蓄えたら、真実を変える準備ができているはずです。

そして敏感さというのは弱点では無いのです。立派な武器となります。今まで敏感で顔色ばかり伺っていたあなたが、自分軸を持って生活できるようになったら、自分軸をもった他人軸のことも考えられる人間となることができます。

これは自分軸しか持って生きてこなかった人には理解ができないことなので、とても強い武器となることができるのです。

本書を読んでみて、変わっていないと思わないでください。読んだ瞬間に変わっています。少しずつ歩み進めることができているので心配はいりません。実生活ですでに意識づけることができるでしょう。

おすすめの本ですので、是非読んでみてください!

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